物件sの不動産鑑定士についての考え
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物件sの不動産鑑定士についての考え

 不動産鑑定士は特に現在の日本では非常に重要な任務を担っている方々だと考えます。現在のような日本経済の不況、世界における日本の信用失墜の背景には、先だって起こったバブル経済での失敗があります。バブル経済はどこの国でも尻上がり経済時には起こりうる事ではありますが、未然に防ぐようなシステムとまでもいかずとも、被害を最小限に抑制するシステムがなく、野放しになって行くところまで行ってしまったのが日本でした。とても先進国とは言えない恥ずかしい事であり、いかにこれまでの経済システム、金融システムを含めた、日本のシステムがあまいかと言う事が明らかになりました。

 バブル経済の原因の1つとして野放しになった不動産物件転がしがありました。相場の知らない人と相場を知らないふりをしている人が、相場よりかけ離れた価格で売買を行うという愚かな行いは、物件の価値を判断する基準を持ち合わせていない方が多いという事実、目先の欲得に流されてしまう人間が多いという事を示していると思われます。大手の金融機関まで乗ってしまい、今そのツケを払う形となってしまいましたが、実際は国民がツケを払わされております。「高く売れる」から「高く買った」という方で、10年経った今でも泣いている人々がいます一方で、さらにまた景気回復のきざしに乗って「不動産投資」と言って同じ様な不動産物件転がしを行おうという方々もいます。そういった事にインターネットが利用されませんように、また不相応な価格で取引が行われませんように、是非、不動産鑑定士の方々には活躍して頂きたいと思います。不動産物件を第三者が公正に鑑定し、その相場を明らかにした上で物件の売買を行うように義務づける事が必要なのではないかと思います。




2004年06月06日 12:48 物件sについて